はじめに
はじめまして、「みそぱぱ」といいます。
新中学1年生になりましたの男の子と、ロシアンブルー(ネコ)のおんなの子「みそら(7さい)」のパパです。
「みそにゃch(みそにゃチャンネル)」ではみそぱぱが作った、小学校低学年~高学年向けの、家庭学習での補助的なプリントを無料公開していこうと考えています。
どんなプリントなの
基本的に当サイト(みそにゃch)の学習プリントは、「みそぱぱ」が「小学生だったうちの子」の学力や理解度を知るために作っていたという性質上、お子さんが現時点で「そのプリントの内容」を「どれだけ理解しているか」を、保護者の皆さんが知るためのものとして作られています。
なので採点はお子さん自身ではなく、保護者の方にお願いしたいです。
解答pdfをプリントアウトする必要はありませんが、解答pdfには「指導のポイント」を載せているところもありますので、興味のある方は目を通してくださると嬉しいです。
「これ(みそにゃchのプリント)をやると、パパやママが勉強をみてくれる。わからないところを教えてくれる」
できることならお子さんには、そう思いながらプリントに取りくんでいただきたいのです。
幼いころの学習には「親子で一緒に取り組む時間」が必要だと自分は思っていますし、これまでもなるべくそうしてきました。
高学年になるとなかなか(勉強の難易度も心の距離感も含め)難しくもありますが、それでもできるかぎりは付き合ってみてください。
問題は、どのくらいのレベルなの?
初回ですべて正解とか、想定した合格点がとれるとか、そういう構成では作っていません。
とくに算数に関していえば、公立の小学校に通っている子どもたちが授業でやっていることよりも、少しレベルの高い問題にしてあるつもりです。
家庭学習の補助的な問題というか、テスト対策というか、最終的には「その学年のうち」に理解してもらえればいいと考えて設問しています。
自分は理系大学で数学を専攻していたので(説得力があるかもしれないので大学名をだすと、東京理科大です)、「算数」にかんしては「そこそこまともな問題がつくれているんじゃないかな」とは思っていますし、自作の算数プリントをやらせてきた息子は小学校入学以来、「算数はすべてのコンテンツで最高評価」の状態から落ちたことはありません。算数以外は「ふつう」ですけど。
いつやるの
休みの日の午前中とか、夏休みや冬休みの時間に余裕のある時とか、保護者の方がお子さんの勉強に付き合える時間があるときが理想ですが、そんな時間は作らないとないですよね。
なので「いつでも」いいです、
ですが、お子さんが就寝してからでもいいので、採点は保護者の方にお願いしたいです。
お子さんがつまずいている箇所や、理解が追いついていない箇所を保護者の方に知ってもらい、「お子さんの指導方針の目安」として使って欲しいからです。
「ボクはわり算がニガテ」「わたしは文章問題がニガテ」というのは、お子さんがわかっていてもあまり意味があるとは思えません。ほとんどの子どもは、「ニガテ」を避けるものです。
「うちの子は、ここが苦手なんだな」というのは、保護者が理解して「じゃあ、こうしよう」と行動に移して「ニガテ」を克服させてあげる。それは保護者の務めだと思いますし、特に勉強やスポーツの分野では「ニガテ」を克服するのは早ければ早いほど、後々「有利」になります。
「ニガテ」だと言って立ち止まったり、立ち止まらなくても進むスピードが落ちたりするのは、「効率」がわるいですよね。
うちの子は、いま何番め?
成長の速度はその子それぞれ、「ゆっくりでいい」…とも言いますが、それは「他人の子」だから言えることであって、そういう人たちは自分の子も「ゆっくりと自由」に教育しているんですかね。だとしたら「とても素晴らしく人間ができている方々」か、「その子がとても優秀」なのかだと思います。
たいていの親は、わが子の成長が「遅い」と思っているはずです。なぜなら、上には上がいて、基本的に親はわが子を「わが子よりも上」と比べるからです。
それとは反対に、子どもは自分と同じか自分よりも下の子と、自分を比べる…というか、同列に並ぼうとします。
これは性格にもよると思いますが、本能的に「その方がいごごちがよく安心できる」として「その場」を選ぶ子どもが多いからです。
あと、親に対して「あの子よりできる」「あの子にかった」など、他人を下げるようなことを言うこともありますが、これはただ自分を認めてもらいたいという意味しかないので、あまり気にする必要はないと思います。親に話していないことの方が、よっぽど心配になります。
とはいえ、大人がやってしまいがちな「この子」と「あの子」の対比には、「答え」も「終わり」も「意味」もありません。
「この子」と「あの子」は、「同じ人間」ではないからです。
容姿も、基礎学力も、体力も、家族も声も脳の構造もココロの深層も…何もかもが違うからです。
「他の子と比べることに意味なんかない。時間の無駄」
自分はそう思っています。
なので、「わが子を、わが子にあった勉強法で、なるべく効率よくスピィーディーに教育していく」ことが、自分が実践している「最良の方法」になります。
子ども成長速度なんてわからないんですから、「効率」よく「最速」でを求めます。
理由は「後々後悔したくないし、別段悪い方法とも思えない」からです。
わが子の自主性に任せ、自由に育てるのが一番
本当に「そう」思っている保護者の方は、「ここまで」読んでいませんよね。
「自由にやらせてたらマズイ」と思ったからこそ、ネットを巡回して「ここ」にたどり着いているんですから。
わかりますよ。だって自分も「ヤツの好きにさせていたらヤバイことになる」と、身にしみて理解している保護者の一人ですし。
ここまで読んでくださっている方は、未就学や低学年のお子さんの保護者の方がほとんどだと思います。
その年代のお子さんにとって、保護者というのは「神」みたいなものです。本当に大袈裟じゃなくて、「絶対的」な存在に感じている子も多いと思います。
3年生くらいにもなれば事情も違ってきますけど、それでも時々「なんでコイツ、ここまで親を信頼しまくってるんだ?」と思うことがあります。
と、いうことはですよ? 低学年までの子なら、優しく言い聞かせれば「素直に言うことを聞く」んじゃないですか? 少なくとも、その確率は高いと思います。
とはいえ、「勉強してね」とプリントや問題集を渡して、お子さんに一人でやらせる。
もちろん、意味はあると思います。やらないよりは、よっぽど。
ですが、ただ与えて、やらせて終わりというのでは、「効率」が良くないと思います。
保護者が見てあげて、頑張りを認めてあげて、間違いを指摘して、「親子で一緒に、お子さんのことを頑張る」という姿勢を見せ、
「わたし(わたしたち)は、あなたのことを大切に思っていますよ。あなたと一緒に頑張りたいと思っていますよ。あなたが頑張ってくれると嬉しいですよ」
と伝えないと、意味が薄い。
まぁ、ここまでしても伝わらないかもしれませんけど、それでも「そう思っていること」を、態度でも言葉でも絶対に伝えた方がいい。その方が「効率がいい」と思うし、お子さんのためにも、「あなた」のためにもなると思います。
でもそういう「言葉」を伝えるのって、ちょっと気がずかしいというか難しいところもありますよね。自分が「父親」だから「そう」思うのかな? 「母親」なら違う? それとも「息子」だから? 「娘」だったどうだったんだろう?
「みそにゃch」で公開していこうと思っているプリントは、「そういう態度や言葉を伝えやすくするための道具」としての側面もあります。「みそぱぱ」が「そういう風に考えながら作っている」だけですけど。
だから、最後にもう一度だけ。
「これ(みそにゃchのプリント)をやると、パパやママが勉強をみてくれる。わからないところを教えてくれる」
お子さんにはそう思いなら、プリントに挑んでもらいたいです。
そう思える子が一人でも増えることが「みそにゃch」を作った意味になってほしいし、これから続けていく原動力にもさせてほしいと思っています。
以上をもちまして、最初の言葉とさせていただきます。
(長いよ…)
※最後に、みそぱぱが描いたイラストを使っているので、再配布や無断転載はやめてね。