家庭学習を習慣づけたい(就学前~低学年)

2022年1月11日○○のこと○○のこと, 家庭学習

できるだけ、家でも勉強させたい

学校だけじゃなく、家でもお子さんに勉強してほしいと思うのは、親だったら当たり前ですよね。
私たちは、勉強することが子どもたちの可能性や視野を広げ、それが未来に「幸福」や「生きやすさ」をもたらす「力」となることをしっています。
その「力」を手にいれるには、小さいうちから勉強を頑張ったほうが「有利」になることもしっています。
だから、「自分のようになってほしい」
だから、「自分のようにはしたくない」
という願いを、「家でも勉強してほしい」という思いとして感じてしまう。
だって「その方」が、絶対に「いいこと」ですもんね。
とはいえ、
「勉強、勉強って、うちの親は勉強のことしかいわない」
なんて思わるのはイヤだし、もしもそれで勉強が嫌いになってしまったら…と、心配になりますよね。

と、ここで、少しいいお知らせです。
うちの子、小学3年生男子は、私からみてですが「家庭学習の習慣化」ができています。
では私は、それを「どのような方法」で成し得たのか。
これから、説明していこうと思います。

家庭学習を習慣化させるには

なにかを習慣化するには、
「それが普通になるまで、ガンバって続けてる」
というのが、一般的な方法だと思います。
続けるしかないし、続けさせるしかない…ということですね。
で、子どもたちに「家庭学習を習慣化させる」ために何が一番効果的かというと、「保護者の力」だと思うんです。
お子さんに「自発的に勉強をする気がない」から、保護者が「やらせなければならない」と思うようになり、私たちのような「子どもに勉強させよう」と考える者がうまれたんです。
「勉強を楽しい」と感じている子は、誰もなにもいわなくても、自分から勉強をやっています。
親が心配になるくらいに勉強する子だっています。だって勉強は楽しいんだから、楽しいことはずっとやっていたいですよね。
「なんて羨ましい!」と思いますか?
でも、その「勉強が大好き」という性格のせいで、同年代の子たちの中で孤立してしまうかもしれません。そういう子の保護者は、私たちとは「違う悩み」を持つことになると思います。
子どものことで悩みを持たない保護者は、ほとんどいないと思うんです。
なので、「うちの子、もっと勉強してほしいの」という「ごく普通」の悩みの方が、たくさんの人間で解決策を模索できるし、何より思いを共有できて「なんとなく安心」できるので、「まだマシ」なんじゃないかと思ったりします。
で、家庭学習において保護者のなにが「効果的」かというと、
子どもをやる気にさせる
この点においてだと思います。
やる気なんて、本当にあるかどうかあやしいものですが、
「勉強にたいして前向きな気分にさせる。その力を勢いにして勉強を進めてもらう」
そんな「やる気っぽいもの」を幼い子どもに与えることに一番向いている存在は、普通はその子の保護者ですよね。

子どもをやる気にさせるには

最初にわかってもらいたいのは、
子どもたちに勉強をしてほしいのは私たちであって、子どもたちではない
ということです。
「子どものために! 勉強を!」
と思っているのは私たちで、子どもたちではありません。
子どもたちは「親」が「しろ」というから、「勉強してくれて」いるのです。
「子どもに楽な道を歩ませてあげたい」だから勉強を。
「子どもにいろいろな選択肢を持たせてあげたい」だから勉強を。
「子どもの未来に輝かしい祝福を!」だから勉強を!
これらはすべて私たちの「エゴ」であって、子どもたちの「望み」ではありませんよね。
子どもたちは「大好きなママやパパが“して”っていうから勉強しているんであって、自分のためにしてるんじゃない」…と。
これは多分、ほとんどの子どもが「そう」考えてると思います。
ここまでを前提として、
「子どもをやる気にさせるには」
ですけど、
「親」が子どもたちの勉強に一緒に取り組み、子どもたちの頑張りを認めて、「あなたがガンバってくれて、私たちはうれしいですよ」
と、ちゃんと伝えることだと思います。
子どもたちは「私たちのため」にガンバってくれているのですから、「ガンバってくれてうれしい、ありがとう」という気持ちを、ちゃんと伝えないといけませんよね。
なにかをしてもらったら、「ありがとう」。
悪いことをしたら、「ごめんなさい」。
これは私たちが、子どもたちに教えたことですよね。
なのにその私たちが、ちゃんとガンバっている子どもたちに「感謝」を伝えないでいると、
「ママやパパのために勉強をガンバっているのに、ママやパパは、よくガンバってるね、すごいねって。ありがとう、ガンバってくれてうれしいよって、ぜんぜんいってくれない」
って、子どもたちがそう思ってもしかたないですよね。
子どもたちに「そんな思い」をさせてしまうのは、私たちの「子どもたちに対する無言での攻撃」なんじゃないでしょうか。
自分を攻撃してくる存在のために「何かをしてあげたい」なんて、普通思いませんよね。
だから、
「私たちために、私たちに喜んでもらい、認めてもらうために勉強しているお子さんのガンバりに、私たちは感謝して、応えなければいけない」と思うんです。
具体的にいうと、
「勉強ガンバってるね、すごいね。ありがとう、うれしい」と、言葉にして伝え、抱きしめて頭をなでます。
そこまでしてやっと、
「勉強、もうちょっとガンバってみようかな」
と、お子さんは「やる気っぽいもの」を生みだして、それを「前に進む力」にしてくれるんじゃないでしょうか。

と、うちの場合は、上記のようなことを毎日続けているうちに、いつの間にか「家庭学習は習慣化」していました。勉強ができる子かどうかは、別にしてですけど。
すごく簡単な方法だと思いませんか?
今すぐにでも始められます。
だって私たちは子どもたちのことが大好きで、勉強を頑張ってもらえるとうれしくて、元気だとうれしくて、笑顔だとうれしくて、抱きしめて頭をなでたくて仕方がない人間なんですから。
子どもたちに優しくして、感謝して、毎日の「家庭学習」のあとに「ありがとう」を、「ガンバったね、ちゃんとみてたよ」を伝えていけばいいだけです。
それは「間違い」ではないですし、「してもよい」ことだと思うんです。
「私たちのために勉強をしてくれている子どもたち」へと、「私たちが返さなければならない、感謝の証」なんだと思います・
だから、お子さんに「家庭学習を習慣化させる」ことは「あなた」次第で、そしてそれは、さほど難しいことではないんじゃないでしょうか。

私にだってできたんです。
ここまで読んでくれた「あなた」にも、きっとできると思います。

最後にちょっとアドバイスというか、「うちはこうしてます(してました)」という方法を。
できるかどうかは、家庭環境にもよりますけど、

1.「決まった時間に勉強を始める」
 家庭学習を始める時間を決めるということですよね。
 何時からは勉強の時間ですよ。と、「決めて」しまう。そして、それを続ける。
2.「終了時間は定めない」
 時間ではなく「これが終わるまで」と、量で与える。
3.「できるだけそばにいる」
 勉強している姿がみえるところにいる。
4.「ご褒美はあげない」
 褒めるのも、感謝を告げるのもいいと思います。ですが、勉強したからといって、テストでいい点を取ったからといって、「ご褒美」…何かを買ってあげるとか、どこかに連れて行くとか、そういうことはしない。
5.「集中させる(これはちょっと難しい)」
 手がとどくところに、余計なものは置かない…とか。

では、また!

Posted by みそぱぱ