【無料の学習プリント】小学1年生の算数ドリル_和差算
今回のプリントは、「小学1年生の算数ドリル_和差算」です。
「和」はたし算、「差」はひき算を表します。簡単に言えば、「足したり引いたりの計算」ということです。ただし、「和差算」という言い方では、かけ算、わり算も使います。
1年生では、使いませんが学年が進んでいくと、2年生ならかけ算、3年生でわり算と含まれていきますね。本格的に習うのは4年生以降となりますが、基本的なことをおさえておくと後が楽になりますので、少しづつ進めていくのが良いかと思います。みそにゃchでは、「和差算」という言い方はしていないですが、2年生、3年生とも文章問題などでやっています。コツコツとプリントを続けていけば、いつの間にかできているようにはなっています。
ちなみに、「積」がかけ算、「商」がわり算です。言葉としては4年生で習います。
「小学4年生の算数チャレンジ_和差算1」で和差算の問題をやっているので、最終的にはどんな問題になるのか一度確認してみるのもいいと思います。
わからない数を知るには、わかっている数をどうあつかえばいいのか
「和差算」は「それぞれの数を調べる」というような問題です。
基本的には「たし算」「ひき算」「かけ算」「わり算」で計算でき、「計算としては単純」なものになります。
ですが、「なんか間違いやすい」問題が多く出題される単元でもあります。ほとんどが文章問題ですし。
とはいえまだ1年生ですので、それほど複雑ではないのですが、それでも「わかっていない」子どもたちが「1人で乗り越えることができる」ほど単純ではありません。
理由は「和差算」が「2元1次連立方程式」だからなのですが、要するに「Aの数を知るのには、Bの数を知った上でAとBの数の関係性を理解した上で適切に計算する」必要があるわけで、これをわかりやすく言いかえると「ちょいめんどい問題」になるわけです。
「12個のチョコを私と息子でわけて食べることにいしました。しかし息子が小学校に行っていることをいいことに、私はランチのデザートとしてチョコを4つ食べてしまいました。もちろん息子にはチョコは最初から8個しかないといい、大人のズルさを存分に発揮した私は、チョコは全て息子と半分ずつ仲良く分けたことにして、残りの半分もしっかり食べました。私が食べたチョコは、全部で何個ですか?」
みたいな問題が、1年生レベルの和差算です。
これは「(12+4)÷2」が式になるのですが、1年生では「÷」を使わないので「式を立てる」ことは設問に含まず、子どもたちには「答え」のみを問います。
で、「息子も私とおなじ数のチョコを食べたことにすればいいから、たりないチョコは4つ。12+4は16でこれを2つにわけたら…うーん、8かな?」ぐらいは1年生でもわかると思いますので、このような問題は1年生でも頑張れば解けると思います。
でも、「私と息子が食べたチョコを同じにするために総数に4を加える」というのに気がつかないと、この問題は「なんか間違いやすい」し「ちょいめんどい」わけです。
「わからない数を知るには、わかっている数をどうあつかえばいいのか」
ということが理解できているかどうか、「どっちがどれだけ多いか、もしくは少ないか」を「問題文を読んで理解できているか」が問われるわけです。
「わからない」のなら「わかるまで教える」ことが必要な箇所でもありますが、正直なところ「問題文の内容が理解できない」のなら学ぶべきは「こくご」なので、読書(音読)などから鍛えていくものいいと思います。
1年生は「さんすう」と「こくご」なら、確実に「こくご」の方が重要な「お勉強」なので、「まずはこくごから」を基本にして、子どもたちにはガンバってもらいたいです。
では、また。