【無料の学習プリント】小学2年生の国語ドリル_お話2

2022年4月28日2年生・国語ドリル2年生, お話, 国語

今回のプリントは、「小学2年生の国語ドリル_お話2」です。
前回、「小学2年生の国語ドリル_お話1」の続きです。リツのお話の2話目になります。
次回はフートくんのお話の予定です。

2年生 国語ドリル23 お話2

サンプル問題です。問題PDFは全2ページ分。
下記よりDLしてください。

国語のテストは「解き方」がある

国語の問題では「それが本当に正解なの?」と思うような「正解」がありますが、これに関してはどうしようもありません。
「作者がどう思っていた」とか、「このキャラクターはこのとき何を考えていた」とか、そういうのは「読み手」に委ねられているところもありますが、国語のテストは「出題者の意図」を汲み取るもので、作者とか読者が「どう思ったか」は考慮されていません。
そしてこの「出題者の意図」に関しては、授業をちゃんと理解していれば「正解」を見つけらるものになっているはずです。
読解力がどうこうとか、心情の把握がどうこうとか、そういうのは「あまり関係ない」と思います。
国語の「文章問題」では、「どこに何が書いてあるのか」や「書いてあることを理解して要約できるか」を問われることが多いです。
もちろんそれらは「よく読書をする子」が「得意」な分野なのですが、別に「テスト」は「たくさん勉強した子が有利」になるのは当たり前で、とはいえ「よく読書をする子」は勉強のために読書をしているわけじゃなくて「楽しいから」読書をしているのであって、読書が「楽しくない子」に「たくさん本を読みなさい」といったところで、それほど「身になる」とは思えません。
要するにですね、国語の問題というのは「どこに、何が書いてあるのか」や、「どことどこが繋がっているのか」を見つける問題で、パターンやコツをつかめば「技術的に何とかなる」というものです。
「面白い小説を書きなさい」とかそういうものじゃないので、自分の中から「何かを取り出す」必要はありません。
出題者は「正解」を設定し、「技術があれば正解にいたれる文章」を用意して「テスト」をします。「正解がある文章」なわけです。
文章を読み解くのは、苦手な子には大変なことだと思うのですが、これに関しては「たくさん本を読んだからどうなる」という保証はありません。読まないよりは読んだ方がいいでしょうけど、たくさん本を読んで成長するのは「テストで必要な読解力」ではなく、「自ら文章を生み出す力」なんじゃないでしょうか。
国語のテストでは、ある程度「出題者の意図」を理解する必要が出てきます。「何が書かれているのか」ではなく、「何が問われているのか」です。
とはいえこれは、「まだ自分と他人の境界があいまいな小学校低学年」には少し難しいとは思います。
「自分がそう思う」から、「他人もそう思うはず(思っているに違いなく、他人の気持ちを考えようとはしない)」
というのが「低学年の子」だと「普通」で、「脳が未成熟だからそういうもの」だからです。
これは「成長が解決してくれること」で、高学年にもなると「自分」と「他人」は「別のもの」というのを理解していけます。
「ぼくは好きなお菓子」だけど「あの子は好きじゃない」。だから、無理にすすめるのはやめておこう。
たったこれだけの「大人の常識」でも、「低学年の子には理解できない」こともあります。
そしてそれが、「ダメ」なわけでもありません。ほとんどの子が「そう」です。私たちも「そう」だったはずです。
「国語のテスト」は「勉強の確認」であって、「文章の創造」ではありません。「やり方」を知っていれば、対応していけるものです。
「うちの子読書しないし、作文もダメだから、国語は絶望的だー」
というのは、ちょっと違うと思います。
将来小説家になってもらいたいとかなら絶望的かもしれませんけど、国語の勉強を進めていく上で、「読書しない」「作文が下手」は、「絶望的」というほどではないと思います。
まぁ、「ちゃんと勉強していけば」なんとかなるでしょうし、低学年で「判断」できるものでもないかなと。

では、また。

問題PDFはこちら

解答PDFはこちら

何か特定のものが好きな子は、それに関するお話はどうでしょうか?
うちの子、なぜか2年生くらいから武将にハマって図書館でそういう子ども向けのを時々借りています。
「銭天堂」や「おしりたんてい(カードカバー)」も低学年に人気ですね。


女の子には「ルルとララ」のシリーズもおすすめ!
季節もののお菓子のところを読んでみたり、1巻からなら「ルルとララのカップケーキ」です。
親子でおかし作りに挑戦もできるのも楽しい。低学年向けです。学校の図書館にもあるのでは?

Posted by みそぱぱ