【無料の学習プリント】小学5年生の国語ドリル_漢字の練習4

2022年4月28日5年生・国語ドリル5年生, 国語, 漢字

今回のプリントは、「小学5年生の国語ドリル_漢字の練習4」です。
これまでの読書感想文は物語を読んでのものがなかったので、今回は物語を読んだ感想を書きます。
これは、5年生くらいの女の子(みそら)を想定して書いている見本です。
「僕と未来屋の夏」の作者はやみねかおるさんです。私の好きな作家さんのひとりです。
児童文学もたくさん書かれている方ですね。この話は子ども向けミステリー小説なんですが、ファンタジー要素も入っていて、実際小学生がきちんと内容を理解できるかというとちょっと難しいのかもしれません。中学生くらいなら理解できるかな?

5年生 国語ドリル 漢字の練習4
漢字練習PDFは全3ページ分。下記よりDLしてください。

5年生くらいを想定して、読書感想文書きました〔その3〕(原稿用紙4~5枚程度)

「僕と未来屋の夏を読んで」  5年1組 みそら

この本に登場する猫柳さんの仕事は、「未来屋」です。
「未来屋」というのは、誰かの「決まっている未来」を教えてくれる人だそうです。
占い師のようにも思えますが、「未来屋」が教える未来はもう決まっている未来だから、「未来屋」のいう通りになります。
だから、外れることもある占いとは違います。
このお話では、不思議なことがたくさんおきますが、その不思議のほとんどはとき明かされます。最後には謎を解明する。ミステリー小説は、そういうものです。
ミステリー小説は一度読んでわからなくても、答えを知ってからまた読むと、次には「そういうことだったのか」とわかることが多いです。
不思議が不思議でなくなり、私は楽しい時間を過ごしたかわりに、世界が少しだけせまくなったような、さみしい思いをします。
このお話に登場する猫柳さんも、「未来屋」という変わった仕事はしていますが、本当は不思議な力なんて持っていないと思います。
でも猫柳さんは、「こんなことは起きないだろう」とか、「それは見まちがいじゃないの?」とか、そういうことは「確かめた後」に決める人なんだと思います。
たくさん調べて、それでも「不思議なこと」なのなら、それは実際に「不思議なこと」があるのだと考える人なのだと思います。
わたしは「おばけはいない」と思っていますが、「宇宙人はいる」と信じています。
もし「おばけがいる」のなら、世界はたくさんのおばけでいっぱいで、「いるかな? いないかな?」ということには、なっていないと思います。
でも「宇宙人」は見たことはないですが、それでも宇宙がどのくらい広いか知っている人なら、「私たちだって地球に住んでいる宇宙人なんだから、このとてつもなく広い宇宙のどこかに、宇宙人はいる」というはずです。私もそう思います。
たくさんのお話と同じように、この本にも戦争中のエピソードがあります。
戦争。第二次世界大戦。
今も世界では戦争が起こっていますが、日本で戦争といえば「第二次世界大戦」のことです。
わたしのひいおじいちゃんのお兄さんは、「第二次世界大戦」で亡くなったそうです。
「まだ20歳くらいなのに、指揮官として戦場に行った」そうです。そして、帰ってきませんでした。
ひいおじいちゃんは、わたしが生まれるずっと前に天国に行っているので、写真でしか見たことがありません。そのひいおじいちゃんのお兄さんとなると、わたしには歴史上の人物みたいで親戚とは思えませんが、それでも「わたしのおばあちゃんのお父さんのお兄さん」が戦争に行って帰ってこなかったのは、本当のことです。
たくさんの本で読む戦争と、現実の戦争。
わたしは戦争を経験していないから、その辛さがわかりません。戦争の辛さは、経験した人にしかわからないと思います。
ですが、今、このしゅん間にも、世界のどこかには戦争で家や家族をうばわれて泣いている「私よりも小さな子」がいて、そう思うとわたしはじっとしていられない気持ちになるし、どうして大人はケンカをしたりいじめをしたりして、最後には戦争を始めるんだろうと悲しくなります。
「未来」を「決めることができる」なら、わたしは「地球のどこにも戦争がない未来」をのぞみます。
だからわたしは、お金持ちになりたいです。
わたしが世界一のお金持ちだったら、そのお金で泣いている小さな子を助けることができると思うからです。
わたしは、お金持ちになりたい。大人が、高い車や高い時計や宝石や、そんなくだらないものに使ってしまわないように、わたしが生きる「未来」のために。
「今」は無理でも、「未来」では泣いている子を一人でも少なくできるように、それからわたしも泣かないで生きていけるように、わたしはわたしにできることを、わたしなりに続けていこうと思います。
猫柳さんには、わたしの「未来」はどのように見えるのかな。
わたしの目に見えるのは窓の外の真夏、青と白の空。
とてもきれい。
でも家の中は暑く、となりの家の屋根ではセミがひっくり返って干からびています。
見えないだけで、わたしの家の屋根でもセミが干からびているかもしれません。

おわり

では、また。

漢字練習PDFはこちら

Posted by みそぱぱ