【無料の学習プリント】小学5年生の算数ドリル_図形の角2

5年生・算数ドリル5年生, 算数, 角度

今回のプリントは、「小学5年生の算数ドリル_図形の角2」です。
小学5年生の算数ドリル_図形の角1」の続きになります。二等辺三角形の性質と多角形の内角と外角を求める問題が中心です。

今年の5年生も野外学習のキャンプ(林間学校)に行けなかった学校が多いそうですね。ちなみに名古屋市も中止になりました。県をまたいでの移動になるため、緊急事態宣言や蔓延防止やらが長引いて日程が確保できなくなったそうです。かわりにデイキャンプというのか日帰りでの予定で実施したいなぁとの趣旨のお知らせがきました。

5年生 算数ドリル29 図形の角2

図形の角度2

図形の問題では、「問題内に余計な情報はない」ということが多いです。
「最低限の情報」で「最大級の効果」を試されるのが、「図形の問題」だからです。
なので「もう教えた(おぼえているはずの)情報」は、最初から書かれていません。
「各種三角形(正・直角・二等辺)の定義」とか、「多角形の内角の和」とか、「多角形の外角の和=360°」とか、いろいろと「これまで習ったもの」を「知って」おかないといけないわけです。
でないと、「図形の問題」に挑むことはできません。
「図形には補助線を引こう」
とよくいわれますし、教えられますが、この「補助線」だって「適当に引けばいい」わけじゃなく、「意図」を持って引かないと「問題が解けない」ことが多々あります。
「補助線で、何を明確にするのか」
を意識しないとダメというわけです。
5年生の図形の角度で「補助線」を引くのに意識することは、
1.「二等辺三角形が作れるか」
2.「直角三角形が作れるか」
3.「正方形・長方形が作れるか」
だと思います。
どこに線を引けば「二等辺三角形」ができるかな?
この線を伸ばして大きな三角形にすれば、これは「直角三角形」になるんじゃない?
など、「補助線」は「わからないところを知るため」に、「明確な意図を持って引く」ことが必要になります。

はっきりいってこれは、「知らないとできない」ことです。
単純な計算問題とは違って「図形の問題」は、「あらかじめ考え方の道すじ」を「予習」しておくことが、テストで大きなメリットになります。
とはいえ学校のテストで、「習っていないこと」が出るとは思えません。
なので、学校で習っているはずなのに「図形がよく分からない」のなら、必要なのは「復習」です。
三角形・四角形・多角形の「決まり」を、きちんと覚えているかどうかが、「すごく大切」になってきます。
「図形の問題」をとく方法とか、コツとか、それ以前に「おぼえておかないといけないこと」があって、テストの問題がその「おぼえておかないといけないこと」を「きちんとおぼえている子」に向けて作られていることは、私たちも理解しておかないといけないと思います。
「角度」「面積」「体積」
図形の問題はこれから、テストの割合を大きく占めているく単元になります。
算数が「考え方」を試される教科である以上、それは仕方なのないことです。
高学年にもなると、「単純な計算の決まりや求め方」は「できて当たり前」になってきます。
というか、「それ」は「もう終わった」こととされます。
これから算数は、
「こんなとき、この方法を使えば、このように未知が解決する」
が問われる教科になっていきます。
その「未知」を知るための「計算方法(たし・ひき・かけ・わり・分数・小数)」は、「すでに教えた」ということでテストが作られます。
なので、
「算数が5年生から急に難しく感じる、ミスが多くなった」
のなら、その原因は「5年生の算数」にあるのではなく、
「これまでに習ったことを、100%までは理解できていない」

と思った方がいいです。
「高学年の算数」は、
「これまでに習ったことを、100%理解できている」
ことが、とても重要になります。
「そんなことないよ? 算数、ちゃんとわかってるよ?」
ということなら、弱いのは「国語」かもしれません。
「問題文を、出題者の意図通りに理解していない」
かもしれないので。

では、また。

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Posted by みそぱぱ