【無料の学習プリント】小学2年生の算数ドリル_ひき算4
今回のプリントは、「小学2年生の算数ドリル_ひき算4」です。
「小学2年生の算数ドリル_ひき算3」の続きになります。
こちらは「小学2年生の算数_ひき算3」に対応したドリルになっています。
「小学2年生の算数_ひき算【1】・【2】」や「小学2年生の算数ドリル_ひき算【1】・【2】」を先にクリアしてからをおすすめします。
式を「簡単」にして「間違い」を減らす
繰り下がりのひき算をする時、「83-56」なら、最初に分けるのは「83=23+60」です。
そこから、「23」+「60-56」を計算して、「23+4=27」とします。
これなら、暗算でもやりやすいと思います。
「91-58」=「31+60-58」=「31+2」=「33」
「182-67」=「112+70-67」=「112+3」=「115」
「513-364」=「113+400-364」=「113+36」=「149」
といった考え方をすると、比較的「簡単」にひき算をすることができます。
この考え方自体は、ごく普通の方法なのですが、低学年のお子さんだと、知らない子も多いと思います。
なので、ひき算(特に暗算)をするときには、最初に「ひきやすい数字に分ける」というのを、早い段階から教えてあげてほしいのです。
計算式を「簡単」にして、「間違いを少なく」する。
これは「算数」を考える上で、とても大切な「感覚」です。
「72-53+28-17」という計算の場合、素直に最初から計算していくより、
「72+28-(53+17)」と式を変換した方が、計算自体は「簡単」になりますよね。
これは、
「72+28-(53+17)」=「100-70」=「30」
となります。
算数の問題では、こういうように「簡単」な式にできる問題が、多々出題されます。
難しいと思っても、計算の順番を変えれば「普通」の問題になるというとが、わざと出題されているんです。
なので低学年のうちから、「式を工夫して簡単な計算にする」を意識して練習を進めていけば、算数を「楽」に理解していくことができますし、テストでも良い点数を取ることができます。
良い点数を取れば自信もつきますし、算数に苦手意識を持つことなく、ぐんぐんと成長していくことができます。
算数に時間を取られないなら、他の教科に時間を回すこともできますし、子どもたちの「好きな」ことに多くの時間を使わせてあげることもできます。
計算を「簡単にする」、
「83-56」=「23+60-56」=「23+4」=「27」
こういう計算方法を「前もって教えてあげる」、そして「意識して計算を簡単にする」ように導いてあげることが、「何も教えない」ということと比べて、後々大きな「進歩」として結果になってくると思います。
なので、私たちが「勉強を見てあげれるうち」は、子どもたちが「何をどういうふうにやっているのか」は、私たちも知っておいた方がいいと思います。そして、効率の良い方法を教えてあげた方がいいと思います。
「自分で考えて自分で解いて」も大切でしょうけど、それは高学年になってからの話で、まだ「基礎」すら身についていない低・中学年の子には、「やり方」を教えながら進んでもらう方が、「効率」がいいし「理解も早い」と思います。
では、また!